以前のブログで、香港の保険を年金として活用する方法を紹介しましたが、今回は香港の保険を学資保険として活用する方法を紹介していきたいと思います。
まず、日本の学資保険のおすすめを調べてみると、フコク生命のみらいのつばさや住友生命のスミセイのこどもすくすく保険、アフラックの夢みるこどもの学資保険、ソニー生命の学資金準備スクエア、明治安田生命のつみたて学資がランキングサイトでは上位にランクインしていました。
日本の学資保険のランキングサイトは、問い合わせの件数に応じて、その会社から報酬がもらえる等のアフィリエイトというスキームをとっているところが多く、その場合、報酬が高い保険会社の商品を上位にしているため、ランキングサイトのランクだけを鵜呑みにしてはいけません。
実際に、日本の学資保険の返戻率を調べてみると、良いと言われるものでも109%、中には色々保証がついているために返戻率が100%以下のものもありました。
実際に日本の某保険会社のオンライン見積もりの結果は以下となりました。
保険会社 | F社 商品M |
契約者 | Aさん 30歳男性 |
被保険者 | B君 0歳男児 |
保険料払込期間 | 11年 |
満期 | 22年 |
毎月の保険料※1 | 41,565円 |
払込保険料総額 | 5,486,580円 |
受取総額 | ・大学入学時祝金(18歳) 300万円 ・満期保険金(22歳) 300万円 ⇒合計:600万円 |
返戻率 | 109.3% |
※1:口座振替保険料
それでは、香港の貯蓄型保険と比べてみましょう。
香港の貯蓄型保険は一般的に米ドル建てのため、全く同じ円の金額で比較はできませんが、払込保険料総額30,000米ドルの場合でシミュレーションを作成してみます。
保険会社 | サンライフ社 サンジョイ |
契約者 | Aさん 30歳 |
被保険者 | B君 0歳男児 |
保険料払込期間 | 5年 |
毎年の保険料 | 6,000米ドル |
払込保険料総額 | 30,000米ドル |
実際のシミュレーションは下記の通りです。
契約年度が終わった時に引き出すシミュレーションのため、18歳と22歳ではなく、17年目と21年目の契約年度が終了した時に引き出しとしました。
上記のシミュレーションの場合
・契約17年目終了時 : 15,000米ドル 引き出し
・契約21年目終了時 : 15,000米ドル 引き出し
⇒合計 : 30,000米ドル引き出し
さらに、上記を引き出した後も、①予定解約返戻金が、47,947米ドルも残っています!
つまり、21年目終了時に解約した場合の返戻率は、
【引き出し累計+予定解約返戻金】77,947米ドル ÷ 【払込保険料総額】30,000米ドル × 100 = 【返戻率】259.8%
日本の某学資保険 | サンジョイ | |
22歳時点の返戻率 | 109.3% | 259.8% |
これは各々の商品についているオプション等は考慮せずに、単純に引き出し額と解約返戻金を比較したものですが、圧倒的に返戻率が違いますね。
しかも、サンジョイの場合、プランを解約しなければ、さらに解約返戻金は増えていき、将来また引き出すこともできます。
そうなると、被保険者はお子さまにせず、自分にして、学資として引き出しながら、残った資金は自分の老後資金にするというのもいいですね!
香港貯蓄型保険は、教育資金や老後資金など、目的に合わせて非常に柔軟に引き出しがでるもの大きな魅力です。気になる方は一度IFAに直接問い合わせてみてくださいね。
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