昨日8月5日の日経平均株価は、前日の終値から過去最大の下げ幅となる、4451円安となりました。
◆日経平均株価 下落幅(終値ベース)
1 | 昨日2024年8月5日 | 4,451円 |
2 | ブラックマンデー翌日 1987年10月2日 | 3,836円 |
3 | 2024年8月2日 | 2,216円 |
4 | 1990円4月2日 | 1,978円 |
5 | 1990円2月26日 | 1,569円 |
と思ったら、翌日6日は過去最大の上げ幅で反発!
◆日経平均株価 上昇幅(終値ベース)
1 | 本日2024年8月6日 | 4,451円 |
2 | 1990年10月2日 | 2,676円 |
3 | 1987年10月21日 | 2,037円 |
4 | 1994円1月31日 | 1,471円 |
5 | 1990円3月26日 | 1,468円 |
投資を長くやっている方は、こういった急落は何年かに一度はあると冷静に受け止め、中には急落した株の購入した人もいたでしょう。
一方、SNSを見ると、投資初心者の人やレバレッジをきかせてる人々の大暴落で損した声や動揺している声で溢れかえっています。
『この大荒れの展開についていけないーーーー!!!』
『どうしよう、、、、損しちゃう!売らなきゃ!』
『NISAやってるけど、大丈夫かな。。。』
そんな中、鈴木財務大臣の気になる発言が、、、
『新NISAをきっかけに投資を始めた方々に動揺が生じているという報道を目にしている。新NISAについては、相場の下落等の市場変動が進む中にあっても、長期・積立・分散投資の重要性を考慮して、冷静に判断していただきたい。金融庁としては、長期・積立・分散投資の重要性について広報・周知を行うとともに、国民の皆さんの金融リテラシー向上に向けて、関係方面と連携してさらに取り組んでいきたい』とコメントしていましたね。
そうです、積立投資の基本『定期的に無理のない金額を、長期的な視点で』!!
きっと頭ではわかっていても、下落相場で不安になり売りに走ってしまうこともあるでしょう。
今回は、不必要に下落相場や上昇相場で一喜一憂しないように、積立投資の主なポイントを振り返っていきましょう。
定期的な投資: 積立投資は、毎月や毎週といった一定の周期で、同じ金額を投資することが大切です。この習慣化された投資スタイルは、市場のタイミングを予測する必要がなく、時間をかけて資産を積み上げることができます。
ドルコスト平均法: 定期的に一定額を投資することにより、高い価格の時には少ないユニットを、低い価格の時には多くのユニットを購入することになり、長期的には平均取得単価を抑えられる効果があります。これをドルコスト平均法と言います。
長期的な視点: 積立投資は短期間での大きな利益を狙うものではなく、長期的な視点で資産を形成していく戦略です。そのため、一時的な市場の変動に一喜一憂せず、長期投資を継続することが重要です。
リスク分散: 投資先を分散させることも大切です。異なる地域や業種、資産クラス(株式、債券、不動産など)に投資することで、一部の市場や銘柄が不調の時も、他の資産のパフォーマンスでカバーできる可能性が高まります。
再投資: 配当や利益を再投資することで、複利効果を享受し、資産の成長を加速させることができます。
自動化: 投資の自動化は積立投資の効率を高めます。給与口座から直接、投資口座へ定額が自動的に移されるよう設定することで、自分自身の生活スタイルに影響を与えることなく順調に資産を積み上げることができます。
積立投資の大きなメリットを享受するには、自己資本効率の高さと心理的安定にあります。市場の波に乗るための詳細な知識や経験を持っている方もいますが、初心者の方でも、投資する金額を自身のライフスタイルや財政状況に合わせて調節できるため、アクセスしやすい方法だと思います。
それでも、
『やっぱり一喜一憂してしまう!』
『こんな相場耐えられない!』
と言う方は、積立投資ではなく、貯蓄型保険のように、保険料を支払ったら後は放っておくだけのものの方が合っているのかもしれませんね。
投資は自己責任!
リスクとリターンは常に表裏一体。市場の波に乗る前に、自分自身の投資スタイルと目標をしっかりと理解し、適切なリスク管理を心がけましょう。
資産を運用する際には、十分なリサーチと教育も不可欠です。
『周りがやってるから何となく私もNISAを初めて見た』ではなく、最新の情報を手に入れ、知識を深めることが、決断をくだす自信にもあるでしょう。成功への道は一筋縄ではいきませんが、自己責任のもと、慎重かつ積極的なアプローチで、投資の旅を楽しみましょう!
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