日本人が加入できる貯蓄型保険は、香港に多数あります。
その中で、なぜFTライフ社のリージェントプライム(Regent Prime)が人気かというと、バランスよく保証された解約返戻金と非保証の解約返戻金が増え、日本人にとって規制が少なく、継続しやすいからでしょう。
バランスよく保証された解約返戻金と非保証の解約返戻金が増えるとは?
下記のように、貯蓄型保険の解約返戻金には"保証された解約返戻金(Guaranteed)"と"変動する解約返戻金(Non-Guaranteed)"の2つがあります。
同じ貯蓄型保険でも、保証された解約返戻金の増え方を重視したものや変動する解約返戻金の増え方を重視したもの、その両方のバランスがいいものなど、様々な種類があります。
25年以上の契約期間でとにかくアグレッシブに!という方は、ゼネラリのライオンタイクーンのように、保証された解約返戻金は支払った保険料の金額までしか増えないが、変動する解約返戻金の増え方が高いものがいいという方もいるでしょう。
それは少し極端なので、変動する解約返戻金の増え方を重視はするものの、保証された解約返戻金も増えていくことを好む方人が多いため、FTライフ社のリージェントプライム(Regent Prime)は人気があります。
継続しやすいとは?
保険会社によっては、日本に帰国すると運用ができなくなる商品もあるようです。駐在員の方は、数年で日本に帰国する方も多いのでそれでは困ってしまいますね。
FTライフ社リージェントプライム(Regent Prime)は、日本に帰国しても継続でき、各種手続きも香港に来る必要はなく日本から郵送でできるので安心です。
さて、前段が長くなりましたが、FTライフ社リージェントプライム(Regent Prime)の商品の特徴を見ていきましょう。
【目次】
FTライフ社とは?
FTライフ社は、1990年にベルギー・オランダ系の総合金融機関『フォルティス・フィナンシャル・グループ』の保険部門として設立されました。
その後、世界的な金融危機の影響で企業再編が続き、2010年に『Ageas Insurance Company (Asia) Limited(エイジアス)』に改称し、保険部門が切り離されました。
2016年には、中国有数のプライベート・エクイティ会社であるJDグループに買収され、『FTライフ(FTLife Insurance Company Limited)』に改称されます。
総資産 | 785億香港ドル ※2021年6月30日時点 |
ソルベンシー・マージン比率 | 524% ※2021年6月30日時点 |
FTライフ社の会社紹介は別のブログで詳しく紹介していますので、下記をご覧ください。
リージェントプライム(Regent Prime)の商品概要
加入事例の前に、リージェントプライム(Regent Prime)の商品概要をご紹介します。
▼特徴
中長期にかけての資産形成
契約者と被保険者を何度も変更し、子供や孫の代までプランを継続することが可能
途中で一部引き出し可能
▼リージェントプライムの商品概要
商品名 | リージェントプライム(Regent Prime) |
契約時被保険者の年齢制限 | 生後15日~75歳まで |
契約期間 | 被保険者が128歳になるまで ※被保険者を変更すると、契約期間は新しい被保険者が128歳になるまでに延長 |
プラン通貨 | 米ドル |
支払頻度 | 月払い、半年払い、年払い、一括払い(全期前納) |
支払期間と最低年間保険料 | 2年:最低年間保険料4,500米ドル 5年:最低年間保険料1,560米ドル |
支払方法 |
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その他 |
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リージェントプライム(Regent Prime)の加入事例
Bさんは自身の老後資金を準備するためにリージェントプライム(Regent Prime)を契約しました。
下記の契約は、年間保険料15,000米ドルを年払いで5年間払う契約です。
Bさん
契約者 | 45歳 男性 非喫煙 |
被保険者 | 契約者と同じ |
プラン通貨 | 米ドル |
払込期間 | 5年 |
保険料 | 15,000米ドル/年 |
それでは解約返戻金を見てみましょう。
Bさんは60歳で定年退職し、年金給付開始までの老後資金に充てることにしました。
Bさんが60歳時点の解約返戻金は以下です。
◆Bさんが60歳の時の解約返戻金
保証された解約返戻金:75,518米ドル(払込保険料の1倍)
変動するボーナス+保証された解約返戻金:136,684米ドル(払込保険料の1.82倍)
※受け取り時の税金に関しては受け取る国の税制に従う必要があります。
保証された解約返戻金というのは、保険会社FTライフ社によって保証されている解約返戻金です。解約する場合、必ずもらえる解約返戻金です。一方、変動するボーナスはFTライフ社の業績等により上下に変動する解約返戻金です。
また、例えばBさんは自分の老後資金は貯金と年金でまかなえたので、85歳の時に孫C君20歳にプランを継承したとしましょう。そしてCさんは自分の老後資金のために60歳でプランを解約したとします。
つまりはこんなシチュエーションです。
Cさんが60歳の時は契約開始から80年が経過しているので、上のシミュレーションの"At age 125"の解約返戻金になります。
◆Cさんが60歳の時の解約返戻金
保証された解約返戻金:125,070米ドル(払込保険料の1.7倍)
変動するボーナス+保証された解約返戻金:10,467,409米ドル(払込保険料の140倍)
※受け取り時の税金に関しては受け取る国の税制に従う必要があります。
Cさんはおじいちゃんに感謝しかありませんね(笑)
実際、これだけ長くプランを継続する場合は、BさんもCさんも途中で解約返戻金の一部を引き出すと思いますが、引き出しながらプランを継続すれば、経済面でこの一族の大いなる手助けになるでしょう。
香港保険というと、貯蓄型保険がメジャーですが、教育資金として使うのか、老後資金とし使うのか等、目的や予算、支払方法によって、その人に最適な保険は異なります。
IFAによっては、簡単に予算を伝えただけなのに、1つの商品のみのシミュレーションをいきなり提案してくるIFAも存在します。
貯蓄型保険は種類が多いので、最低でも2つは提案してくれるIFAに相談するのがいいでしょう。
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