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【ESGに特化した貯蓄型保険】サンジョイ・サンギフト(Sun Joy・Sun Gift)

更新日:8月6日

昨年サンライフ社から『ステラ(Stellar)』という当時市場で初めてESGに特化した貯蓄型保険が発売され、注目を集めました。


その数ヶ月後に、同じくESGに特化した貯蓄型保険『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』が同時に発売されました。サンライフ社がESGにいかに注力しているかわかりますね。



正直、『ステラ(Stellar)』をバージョンアップしたものが『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』なので、『ステラ(Stellar)』については今回説明しません。

※サンライフ社で働く友人もそのように言っていました。


『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』を説明していきます。

【目次】

サンライフ社とは?

香港保険と言えばサンライフ!というほど、サンライフ社は有名であり、日本人向けIFAでサンライフ社の商品を取り扱っていないIFAは聞いたことがありません。


サンライフ社はカナダに本社があり、1865年設立と150年以上の長い歴史があります。

日本人向けに商品を販売しているのは、アジアの拠点であり、サンライフ社の100%子会社であるサンライフ香港になります。サンライフ香港は1892年に設立され、130年以上の歴史があり、香港で最も古い保険会社の1つと言われています。


サンライフ社の会社紹介は別のブログで詳しく紹介していますので、下記をご覧ください。


『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』の商品概要

加入事例の前に、『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』の商品概要をご紹介します。


▼『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』の商品概要

商品名

『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』

契約時被保険者の年齢制限

全期前納、2年払い:0〜80歳

5年払い:0〜75歳

契約期間

被保険者が120歳になるまで

※被保険者を変更すると、契約期間は新しい被保険者が120歳になるまでに延長

プラン通貨

米ドル

支払頻度

月払い、半年払い、年払い、一括払い(全期前納)

支払期間と最低年間保険料

2年:最低年間保険料15,000米ドル

5年:最低年間保険料3,000米ドル

支払方法

  • クレジットカード:VISA、Master、Amex(初回のみ)※初回以降および全期前納は手数料あり

  • 香港の銀行から引き落とし

  • 銀行送金(日本からも可能)

その他

  • 契約者と被保険者を何度も変更可能

  • 途中で一部引き出し可能

  • 損益分岐点6年目※全期前納、2年払いの場合

  • ★5回目の保険契約応当日以降、1年に1度のみ証券分割可

  • ★事故追加給付金特約

  • ★多様な死亡保険金受取オプション×受取人毎に異なる指定可

『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』は、契約者と被保険者を何度も変更可能など、ステラやFTライフ社のリージェントプライムと似たような特徴がありますが、下記3つの点が異なる大きな特徴です。


★特徴1:証券分割可能

『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』は5回目の保険契約応当日以降、証券を分割することができます。例えば下記のように母親Aさんが、証券の一部を自分の老後資金として残し、残りを一人娘に引き継ぐこともできます。


↓証券分割イメージ

サンジョイとサンギフトの証券分割

★特徴2:事故追加給付金特約

市場初*となるこの特典は、追加の保険料なしで、事故介護の追加保障が付いてきます。

とはいっても、骨折や打撲等ではこの保障はおりません。


この保障は、被保険者が18歳から65歳までの間に、事故により下記の日常生活動作のうち、少なくとも3つの動作が特別な器具があったとしても一人で行えない状態が事故後6ヶ月以上継続した場合なので、かなり重度の怪我や後遺症が残った場合になります。

*2022年12月31日時点での香港保険当局の認可保険会社登録簿で長期事業と定義するもの、他の貯蓄プランとの比較による。


・食事 ・着替え ・入浴 ・トイレ ・ベッドや椅子への出入り


上記に該当した場合に、サンライフ社は想定元本の1,000%を保障します。



★特徴3:多様な死亡保険金受取オプション×受取人毎に異なる指定可

『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』は、非常に柔軟な死亡保険金受取方法が用意されています。受取方法は全部で6つあり、例えば受取人が複数いる場合、それぞれの受取人は異なる死亡保険金の受取方法を選択することができます。

特に4~6の受取方法は、同じような貯蓄型保険では珍しい方法です。

1

一括払い(基本)

2

分割受取り → 期間:2~50年 受取頻度:毎月or毎年

3

一括払い + 分割受取り ※1と2を組み合わせた方法

4★

受取人は指定された年齢になるまで、指定された金額を分割(毎月or毎年)で受取り※指定された年齢時に死亡保険金が残っている場合は、一括払い

5★

1回目の受取り金額を指定→2回目以降は3%ずつ受取金額を増額

6★

被保険者死亡日に自動的に指定された受取人が新しい保険契約の契約者及び被保険者となり契約を継続する

ここまで、『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』の商品概要や特徴を紹介してきましたが、「じゃあ、2つの商品は何が違うの?」と思った方もいるかもしれません。


2つの商品の内容は、ほとんど同じです。異なるのは解約返戻金の増え方です。

『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』のイラストレーションを使って、その違いをご紹介します。


『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』の加入事例


C男さん

契約者:30歳 男性

年間保険料:25,000米ドル

支払頻度:2年分 一括払い(全期前納)


さて、C男さんの事例を見ていきましょう。

実際の用語の意味や詳しい見方は各IFAに問い合わせた際に確認してもらえればと思うので、重要な”解約返戻金はいくらか”を説明します。

サンジョイとサンギフトのイラストレーション比較

既にご存じの方も多いかもしれませんが、貯蓄型保険には、保険会社により保証されている解約返戻金『Guaranteed Surrender value』(緑で囲った部分)と保険会社の業績や運用によって変動する解約返戻金『Non-Guaranteed Surrender value』(グレーの部分)があります。


そしてその2つを足したものが、想定合計解約返戻金『Total』(ピンクで囲った部分)です。


『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』を比べ、それぞれの解約返戻金が多い方の背景を黄色にしています。


保証されている解約返戻金『Guaranteed Surrender value』(緑で囲った部分)の増え方が良いのは『サンジョイ(Sun Joy)』です。この2商品だけを比較した場合、保証部分の増え方を重視したい方は『サンジョイ(Sun Joy)』がよいでしょう。しかし、保証部分を重視するのであれば、『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』よりも、より保証部分の増え方がよいものがあるので、この2商品以外のものを提案してもらうとよいでしょう。


想定合計解約返戻金『Total』(ピンクで囲った部分)の増え方を見てみると、1年目から25年目までは『サンジョイ(Sun Joy)』の方が高く、30年目以降は『サンギフト(Sun Gift)』の方が高くなっています。


結論

『サンジョイ(Sun Joy)』は、契約者と被保険者を変更することで、何世代にも渡ってプランを引き継ぐことができますが、主たる目的は最初の契約者の方がご自身で解約返戻金をEnjoyするためです。


支払い方法や金額によって、契約後何年目で『サンギフト(Sun Gift)』の想定合計解約返戻金が『サンジョイ(Sun Joy)』の想定合計解約返戻金を上回るか異なりますが、目安として、20年未満を目標にされている方は『サンジョイ(Sun Joy)』の方が合っているでしょう。


一方、『サンギフト(Sun Gift)』は20年~25年以上を目標に資産形成を考えている方に向いています。若くからご自身の老後資金として契約を開始する方や名前の由来の通り、次世代にGiftする目的の方は、『サンジョイ(Sun Joy)』より『サンギフト(Sun Gift)』の方が合っているでしょう。



さて、いかがでしたでしょうか?


最近は、各IFAに問い合わせると『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』を勧められるという話を聞きます。


『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』をはじめ、貯蓄型保険はIFAが運用する運用商品ではないので、運用成績の良いIFAを選ぶ必要はありません。


https://www.ifaforjapanese.com/香港ifaとは のページでは、IFAを選ぶポイントを紹介していますが、


・直接連絡の取れる日本語サポート

・オンライン会員ページ

・取り扱い商品数

・日本人顧客数


上記のポイントに注意して、自分に合うIFAから自分に合う保険を見つけられるといいですね!




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