日本人向けIFAで、サンライフの商品を取り扱っていないIFAは聞いたことがありません。
それぐらい、サンライフは有名です。
▼サンライフ香港HP
個人の目的や好みによって、サンライフよりも別の保険会社の商品の方がいいということはもちろんありますが、生命保険にしろ貯蓄型保険にしろ、サンライフの商品を1つも取り扱っていないというIFAは、ちょっと怪しんだ方がいいでしょう。
サンライフは、香港保険会社ランキング2022(総資産)で11位と昨年のランキングから順位を少し下げていますが、安定した基盤を持ってることがわかりますね。
参照:Insurance Asia
もちろん会社の規模が大きいことが、香港保険を契約する上で大きな安心感となっていることは間違いないのですが、日本人に人気があるのは歴史の長さや格付けもあるでしょう。
サンライフはカナダに本社があり、設立1865年と150年以上の長い歴史があります。
日本初の保険会社は諸説ありますが、1867年に福沢諭吉が海外から近代的保険制度を日本に導入し、1881年、門下生であった阿部泰蔵により日本初の近代生命保険会社である明治生命が設立されたと言われています。
なので、サンライフは日本初の保険会社よりも長い歴史があります。
歴史が長けりゃいいってものでもないので、格付けも見てみるとサンライフは、S&PでAA、ムーディーズでAa3、サンライフ香港はS&PでAA-と、日本の代表的な保険会社より格付けが高いことがわかります。
参照:S&P、ムーディーズ 2023年3月24日現在
トロント・ニューヨーク・フィリピンでも上場しています。
サンライフでは様々な商品を取り扱っていますが、時代とともに、日本人の方が契約される商品は少しずつ変わっている印象です。
サンライフの中で根強い人気を誇るのは、やはり『ライフブリリアンス(Life Brilliance)』ですね。死亡保障も解約返戻金も増やしたいという方向けの商品です。
日本の保険だと、死亡保険金は加入時に決まっているものが多いので、死亡保険金も増えていくという点がとても魅力的な商品です。
死亡保障はいらないから、資産を増やしたい!という貯蓄型保険を探している方に人気なのは、2020年に発売された『ビクトリー(Victory)』でしょう。同じ貯蓄保険で、ビクトリーよりも手堅くという方には『ビジョン(Vision)』も人気ですね。
そして、2022年からサンライフの中でもESGに注力する流れがあり発売されたのが、ESGに焦点を当てた『ステラ(Stellar)』『サンジョイ(Sun Joy)』『サンギフト(Sun Gift)』。
最近だと、IFAによってはビクトリーよりも、サンジョイやサンギフトを提案されることも増えているようです。個人的には、保証部分の増え方を見ると、サンジョイやサンギフトよりも、ビクトリーの方が惹かれますが、これはご自身の予算や好みにもよるので、気になる方はIFAに問い合わせて、各商品の設計書(イラストレーション)を作ってもらうといいと思います。
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